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中古マンションのリノベーション~無垢フローリングへのこだわり

無垢フローリングに合わせて天然木オークを使った開き戸

アイネックス小池です

「中古マンションのリノベーション~無垢フローリングへのこだわり」、Before&Afterの続きです。
リフォーム前平面図 リフォーム平面プラン
リフォーム前平面図
■リフォーム平面プラン
続いて「建具のリフォーム」の Before&After をご覧いただきます。

建具のリフォームに対してのお客さまのご要望は、
・廊下を挟んで向き合う格好になるリビングと洋室1の開き戸は天然木素材を使いたい
・トイレ・洗面脱衣室・洋室2の開き戸は既製品ではなく、造作して塗装で仕上げたい
・サービスルームの入口開き戸を有効幅を広くして折れ戸に交換したい
・洋室2の収納の扉を交換したい
・洗面脱衣室とサービスルームはガラリを付けて通気をよくしたい
・トイレの開き戸にすりガラスをはめ込みたい
・洋室2の開き戸にペットの出入口を作りたい
という内容でした。

玄関を入ると左右に振り分けるように廊下があり、リビング、洋室1、洗面脱衣室、トイレの開き戸が廊下に面しています。
廊下も無垢フローリングを使うので、廊下に面した建具を全部ではリフォーム予算をオーバーしてしまうので、デザインも考慮した上で、廊下を挟んで向かい合うリビングと洋室1の開き戸は、無垢フローリングと同じ天然木のオーク材で製作して、現場で着色ウレタン塗装で仕上げました。
廊下 → リビング1 廊下 → リビング2
無垢フローリングと天然木オークの開き戸が白い空間にきれいに調和して、素敵な玄関スペースになりました。
リビングの開き戸を開けると、無垢フローリングで繋がっている一体感も壮大です。
リビング向かいの洋室1開き戸です。
アンティークな金色の握り玉を使っているのもオシャレですよね!
■キッチンのリフォーム

リフォーム後のキッチン1 リフォーム後のキッチン2
既存の扉に3Mのダイノックシートを貼って、清潔感たっぷりの真っ白のキッチンに変身しました。
使用したダイノックシートは、マットホワイト(艶消し白)です。
ちなみに、取手も既存のものを再使用しています。
まさしく「変身」という言葉がピッタリです。
■キッチンレンジフードのリフォーム
こんなに素敵になりました。
レンジフードが出しゃばっていませんよね。
皆さんのご感想はいかがでしょうか?
■洗面台のリフォーム
リフォーム前の洗面台 リフォーム後の洗面台
リフォーム前はキッチンと同じ扉の洗面台でした。
白い扉は清潔感があり、とても素敵ですよ。
キッチンや洗面台などの水回り住宅設備で色を迷ったときは、白にしておけばまず間違いはないと私は思います。
浴槽と床 バリアフリー
リフォーム前の便器 リフォーム後の便器
あまりリフォームをしたとい感じがしないですかね?
今昔物語...、でも便器のフォルムが今と昔では全く異なりますよね。
昔の便器と比較すると、奥行はかなりコンパクトになっています。
そして使用する水の量は、昔の便器の半分以下で済むので、かなりの節水リフォームになっています。
■キッチン水栓のリフォーム
リフォーム前のキッチン水栓 リフォーム後のキッチン水栓
リフォーム前は単なるシングルレバー混合水栓でしたが、リフォーム後は浄水器一体型シャワー水栓で、機能が2つも増えました。
解体撤去工事後ボード貼り リフォーム後
カーテンボックスを撤去して、エアコンが設置されている壁面に出面を揃えました。
プラスターボードを貼り終わった時点では、どのようになっているのかいま一つ分かりづらかったですが、クロスを貼ったら全貌がはっきりしました。
リフォーム前の凸凹がなくなり、とてもスッキリしましたね!
解体撤去しても何も問題がなかったあの凸凹は、いったい何だったのでしょう?
この当時の新築マンションの内装デザインは、訳の分からないものが非常に多いですね。
リフォーム前の腰窓です。
ここも同様でごっついカーテンボックスがあり、マンション新築工事のデフォルトの網戸は壊れていました。
この網戸のネットは貼り替えることができないため、壊れた場合は本体ごと交換するしかありません。
メンテナンスのことを考えていないというのも酷い話ですよね。
リフォーム後1 リフォーム後2
こんなにスッキリしました!
こっちの方が断然いいと思いませんか?
掃出窓のバーティカルブラインドと同じ生地のロールスクリーンです。
ロールスクリーンの後ろにアコーディオン網戸を取り付けてあるのですが、お分かりになりますか?
バーティカルブラインドを開放しました。
この画像ではいかがでしょうか?
ごっついカーテンボックスがなくなって、非常にスッキリしたと思いませんか?
昼と夜では全然違いますよね。
外からの光が入ってこないので、部屋の様子が分かりやすいです。
バーティカルブラインドとロールスクリーンを閉めると、また雰囲気が違ってきます。
夜は夜らしくカーテンは閉めた方が、画像と言えども安心感がありますね。
仮設照明を視界に入れないで、バーティカルブラインドの羽を半分だけ開けてみました。
これだけでもかなりイメージが変わるものですね。
リフォーム前 リフォーム後
キッチンの開口部の下枠は、リフォーム前はラウンド型でした。
この下枠だけをストレートの枠に交換して、残りの3方枠と一緒に白で共塗りにしてあります。
シャープな印象に変わったと思います。
丸みを帯びたデザインを好まない方って、結構いらっしゃいますよね。
私のお客さまでは、デザインや色彩関係のお仕事をされている女性のかたに多くみられる気がします。
リフォーム前 リフォーム後
個人的にリフォーム後のこのカットが非常に気に入っています。
リフォームしましたっていう感じがよく出てると思うのですが、みなさんはいかがでしょうか?
パースでいうところのバニシングポイントの違いもありますが、先ほども申し上げましたようにキッチン側壁横の収納と小さな下がり天井を撤去して、下がり天井の高さを揃えたことで、とてもスッキリして奥行感が出たように感じませんか?

続きます...。
飾り棚を設置した壁は躯体コンクリートなので、壁の中で棚を固定する細工が出来なかったため桟木を壁に固定して、その桟木を下地にして飾り棚を取り付けてあります。
壁がコンクリートではなく木軸もしくは軽量鉄骨であれば、桟木を使わずに飾り棚を自立させることができてスッキリしたのですが...。
少しでも美しく見せるため、桟木もクロス貼りにして壁の一部として同化させます。
チラッと見えていますが、キッチンの床はフロアタイルが貼り終わっています。
今回フロアタイルは5ヶ所に使いますが、水回り(キッチン・洗面脱衣室・トイレ)と居室(洋室2・仕事場として使用する納戸)は異なるフロアタイルで貼り分けます。

洋室1⇔納戸の折れ戸部分です。
折れ戸の下で無垢フローリング(洋室1)とフロアタイルを見切っています。
床の見切材はテイパー付のものを使って、段差を目立たなくしています。
デザインは洋室1側に合わせて、無垢フローリングと同じオークの無垢材です。
リフォーム前玄関土間 既存石タイル撤去
沓脱(くつぬぎ)の玄関の土間はリフォーム前は石が貼ってありました。
お客さまのご要望は、石の色柄がイメージに合わないので、同じように石を貼り替えたいとのことで、リフォーム工事初日に既存の石を撤去したままの状態でした。

ということで、玄関土間に石タイルを貼っているところです。
塗装工事もそうでしたが、今回のように玄関部分の左官工事は、原則として他の業種の並行工事は避けています。
狭い玄関で職人の出入りが頻繁にあると、ちょっとしたことで左官工事に影響します。
万が一打設後にモルタルが乾く前に足を踏み外してモルタルに穴を開けようものなら、それはもう険悪な雰囲気プンプンです。
ほとんどが顔見知りの職人さんたちなので険悪な雰囲気で済みますが、見ず知らずの職人さんたちが作業をしているようなマンションの新築工事現場だったら喧嘩になりますよ。
石タイルを貼り出しましたね。
まずは、基準になるタイルから貼り始めます。
タイルの上に乗っている工具は、水平を確認する水平器とタイル位置の微調整を行うときにタイルを掴むバキュームリフターという工具で、吸盤で吸い付けるため現場ではタコと呼んでいます。
扉にシートフィルムを貼っていたのです。
お客さまのご要望で、いろいろと贅沢をしているので、キッチンと洗面化粧台は既設の物で我慢して、その代わりに色が好きではないので扉だけは新しくしたいとのことでした。
キッチンと洗面化粧台を交換することに比べたら、リフォーム費用は1/10ぐらいで済むので大きな節約になりました。
洋室1です。
塗装工事の対象は、オーダー建具と建具枠、それと既存窓枠・開口枠の塗装です。
窓枠の塗装が終わって、回りの養生テープも剥がし終わっています。
キッチン⇔リビングダイニングの開口枠の塗装も終了しています。
この開口枠は、ラウンド型の下枠をストレートに変えて既存の3方枠と共塗りにしてあります。
これで新旧の違和感がなくなりました。
リビングの開き戸も順番待ちです。
何回見てもオークの板目がきれいですね。
それでは塗装工事をご覧いただきます。
今回リフォームの塗装工事は、オーダー建具と建具枠、既存木部塗装(窓枠・開口枠など)です。
納戸の折れ戸です。
塗装は基本的に、下塗り → 中塗り → 上塗りと3回塗ります。
左画像は下塗りの途中で、右は中塗りが終わったところです。
トイレの開き戸です。
開口部にはすりガラスが入ります。
これもまだ中塗りが終わったところです。
洋室2の建具枠の方も塗り始めていますね。
同じく洋室2の木枠塗装です。
塗装工事で塗装の良し悪しは最も重要ですが、他の材料に塗料が付かないようにしっかり養生をすることも非常に大切です。
そのため内装仕上げ工事の工程で、最初にリフォーム現場に入るのは塗装工事になります。
申し訳ないのですが、本日は時間がないので次回に続きとさせていただきます。
キッチンパネル貼り 飾り棚設置
リフォーム前はコーナー部に電話代なるものがあり、その上が下がり天井よりまた一段低くなっていて、なんかゴチャゴチャしていました。
いまは電話代を置かないご家庭が増えていますが、お客さまも同様でこの辺りをスッキリさせたいということで、上下とも撤去しました。
下がり天井の高さも揃って、予定通りスッキリしましたね。

さて、After画像の赤部分はなんでしょうか?
先日ご覧いただきましたフラットになった正面の壁にエアコン用コンセントの設置が終わっています。
天井には指定の位置にローゼット用のFケーブルを取り出してあります。
前回ご覧いただきました本棚を取り付けているシーンですが、2つの画像で何か違和感を感じませんか?
側板と背板の色が違って見えませんか?
これは目の錯覚でも光の関係でもなく、意図的に色を変えています。
濃淡2つのグレイ色を使用してありますが、きれいにグラデーションが表現されるかどうか微妙な濃淡の違いしかありません。
ここにもお客さまのデザインに対するこだわりを感じますね。
次にもう1ヶ所の造作家具、キッチン背面の飾り棚をご覧いただきます。
キッチン背面飾り棚プラン図 下地工事
壁に桟木を取り付けて、それを下地にして飾り棚を固定します。
本当は桟木などは使わずに壁の中で飾り棚をガッチリ固定したいのですが、コンクリートの壁のため桟木固定方法にしました。
右の画像を見ていただくと、下の段の桟木が取り付けられています。
飾り棚取り付け 飾り棚取り付け
飾り棚の取り付けが終わりました。
材料は無垢フローリングやリビング・洋室1の開き戸と同じ天然木のオークで、仕上げはウレタン着色塗装です。
未塗装の桟木は、壁のクロスを巻き込みます。
ついでと言っては何ですが、反対のキッチンを見てみましょう。
リフォーム前のレンジフード レンジフード撤去
リフォーム前は、ごちゃごちゃしてデザイン的にもスッキリしないレンジフードとその周辺ですね。
昔ながらのごっついレンジフードを撤去しました。
ここをスッキリしたデザインに変えます。
とは言っても、撤去したレンジフードのサイズは幅60cmで高さが50cmですが、実際は高さ50cmのレンジフードはありません。
撤去したレンジフードは、レンジフード上部幕板の高さをカットして50cmにしてあっただけです。
高さ50cmのレンジフードはありませんが、スッキリきれいに納めますので、完成を楽しみにしてください。
本棚ユニット構成 施工詳細図
造作家具は工場で造ったユニットをリフォーム現場で組み繋げて施工します。
一つのユニットを大きく造り過ぎると搬入ができなかったり、現場で天井に当たって起こせなくなるので、今回本棚は4つのユニットで構成してあります。

 本棚取り付けの画像を見ていただくと、のユニットを取り付ければ本棚本体は組み上がるので、4つのユニットの合わせ目に小口テープを貼って終了です。

納戸折れ戸 納戸折れ戸図面
廊下を挟んで向かい合うリビングと洋室1の開き戸は、同じ材質同じ仕様になります。
材質は無垢フローリングと同じオークを使い、着色ウレタン塗装仕上げで、上部に飾りガラスをはめ込みます。
まだガラスをはめていませんが、このモールガラスを使います。
洋室1のほうの開き戸です。
こちらの画像の方がしっかりオークの木目が分かりますね。
きれいなオークの板目なので、着色ウレタン塗装で仕上げればとても素敵な開き戸になりますね。
今の時代ドアノブはシングルレバーを使用するのが一般的ですが、随所にこだわりがあるお客さまは金色の握り玉を取り付けました。
モールガラスとほどよく調和して、アンティーク調で素敵な開き戸になると思います。

完成が楽しみです!
リビングダイニングの壁際を施工しています。
壁際は無垢材の伸縮対策のために最低5mm以上隙間を空けて貼るのが決まり事なので、壁際は返って施工の手間がかかりません。
この未施工部分に無垢フローリングを貼って、巾木を取り付ければ壁際の隙間も隠れますね。
今回リフォームは間取り変更などはなく、水回り住宅設備 や建具をほとんど位置を変えずに新しくしたり、造作家具を設置する工事がメインで、木工事のボリュームは少ないので、残りの無垢フローリングを貼って、巾木を取り付けたら木工事は終わります。

先日大工さんが建具の木枠を取り付けましたが、その木枠に建具屋さんが工場で造った開き戸や折れ戸の吊り込み(取り付けのこと)が木工事と並行して始まっています。
トイレの開き戸の吊り込みが終わっています。
この開き戸は図面のように上部にすりガラスをはめ込んで、中の明かりでトイレが使用中どうか分かるようになっています。
もう何の開き戸か分かりますね?
洋室2の開き戸ですが、ペット(ニャンコ)用の開口を施しています。
トイレと洋室2の開き戸の材質は無塗装のシナ材で、これから塗装で仕上げます。

申し訳ないのですが、時間の関係上他の建具は次回にご覧いただきます。
キッチン入口の開口枠(ここは枠のみで扉は付きません)も取り付けられています。
この開口枠はリフォーム前もありましたが、冷蔵庫横の壁の奥行を70cmになるようにキッチン側に移動させているため、その分開口有効寸法は狭くなっていますが、70cm弱ありますので冷蔵庫の搬入や作業動線には大きな影響はありません。
納戸の横にあるトイレ開き戸の木枠も設置されました。
この時点は、廊下から入る納戸入口の開き戸を撤去した跡は、そのままの状態で塞がれていませんね。
前回使用した廊下⇔洋室1の無垢フローリングを貼ったところです。
洋室1の開き戸の木枠も付いていて、廊下から入る納戸入口開き戸の撤去後も塞がって壁になっていますよね。
これが本来見ていただく順番でした。

続きます...。
無垢フローリングを貼り終わったところは、養生テープを使わずに養生用プラベニアを置いてあります。
写真では無垢フローリングのテクスチャーが伝わらないのが残念です。
既存のフローリングとは雰囲気が全然違いますよ。
ちなみにフローリングの色が濃かったり薄かったり見えるのは光の関係です。
色はこの画像の方が正しく出ていると思います。
無垢フローリングの施工は順調に進んでいます。
右の新しいプラスターボードは、廊下から入る納戸の入口を塞いだ跡です。
廊下から洋室1にかけてです。
洋室1も半分ぐらい貼り終わっています。

廊下と洋室1の境い目の段差がなんとなく見えませんか?
少しボケていて分かりづらいですが、5~6mmの段差が生じています。
この段差はフローリングと同色のテイパー付床見切で解消しますが、これは想定通りでお客さまもご承知のうえなので問題はありません。
続きます...。
このピロ~ンと出ているものも重要なアイテムの一つです。
これはスペーサーといって、無垢フローリングと無垢フローリングの間に隙間(0.2mm程度)を開けるために挟んで施工後に外します。
無垢材の伸縮対策のためです。
スペーサーを入れないで施工して、後で突き合わせ部分がせりあがってきた事例を何度か見たことがあります。
手間が掛かりますが、とても重要なポイントです。
■オスモ塗料
ホルムアルデヒドなどの有害物質には世界で一番厳しいと言われるドイツ生まれの塗料です。
自然の植物油と植物ワックスで構成された自然塗料で、体に害のあるシンナーや発がん性が疑わしい有害物質は一切含有してなく、赤ちゃんのおもちゃにも使える安全な塗料です。
広葉樹と針葉樹の違いについてまとめている面白いサイトがあるので、一部ご紹介させていただきます。

木を構成する細胞と細胞の間には、無数の孔=空気の隙間が空いていて、細胞と空気の隙間の割合を空隙率(クウゲキリツ)といいます。大半の広葉樹は空隙率が低いため気乾比重が大きく、木は重くなります。逆に針葉樹は空隙率が高くなり、比重も小さく、木は軽くなります。硬さの違いに関しては、空隙率の低い広葉樹は細胞の密度が高いために硬くなり、針葉樹は密度が低いために柔らかくなるというわけです。

【株式会社マルホンより】
続きます...。
奥に見えているのがキッチンの対面にある作業カウンター
手前は食器棚兼パントリーです。
こんなにスッキリしました。
腰窓のほうもカーテンボックスを撤去した跡をプラスターボードで補修してあります。

洋室1も見てみましょう。
■洋室1
解体工事後はこのように凸凹でした。
きれいに補修されて、フラットになっています。
■冷蔵庫スペース
冷蔵庫スペースの奥行が70cmになる位置まで、キッチン⇔洗面脱衣室の間仕切り壁をキッチン側に移動します。
お分かりになりますか? 壁がキッチン側に広くなっています。
広くなった部分だけ新しいプラスターボードを使っているので、クロスが貼られていませんよね。

次はいよいよお客さまこだわりの無垢フローリングを貼り始めます。
洋室1に貼った遮音マットです。
以前遮音性能L-50のときに使った遮音マットです。
L-45用遮音マットの厚みは、L-50用の約2倍あります。
また、使用しているクッション材そのものも異なり、クッション性もまるで違ってきます。
ただ今回も無垢フローリングとの間に9mmベニア下地が入るので、足に伝わる感触はかなり緩和されます。
■無垢フローリング
今回使用するオークの無垢フローリングです。
やはり無垢材は画像より実物の方が、遥かに重厚感、高級感がありますよ。
リフォーム前は、リビングダイニングにある収納内に分電盤があります。
分電盤が宙ぶらりんになっています。
リフォームプラン図をご覧いただくと、この収納を無くして和室の押入を改造後、分電盤を移設するようになっています。
収納部分がプラスターボードで塞がって既に壁になっています。
ということは、解体工事が終わって木工事(大工さんの工事)が始まっていますね。
キッチン開口部の下枠だけが新しくなっています。
リフォーム前は下枠がラウンド型になっていましたが、この丸味が好きではないということで、下枠だけ撤去してストレート型に交換しました。
この開口部の枠は新しくなった下枠だけではなく、4方枠全部を白で塗装します。
4方枠を塗装することで、新旧の違いが分からなくなります。
キッチン側から見るとこんな感じです。

続きます...。
■ジュータン撤去後断面図
既存フローリングと洋室のジュータン撤去後の段差は18mmです。
既存フローリングに無垢フローリング15mmを貼ると段差は33mmになります。
下から遮音マット15mm+下地9mmベニア+無垢フローリング15mmで、合わせて39mmになり、どうやっても6mmの段差が生じてしまいます。
下地ベニアを9mmではなく5.5mmにすれば段差は3.5mmで納まるのですが、5.5mmのベニアでは薄すぎて無垢フローリングを固定するビス・釘が効きません。
9mmでも薄いので12mmを使いたいと大工さんに要求されましたが、そこはなんとか匠の技で納めてもらいます。

続きます...。
洋室1の隣の納戸です。
ジュータンを撤去した後に構造用合板(12mm厚の合板)を2重貼りにしてあります。
ジュータンを撤去したら構造用合板が出てきましたが、それだけの下地の厚みは洋室1の無垢フローリング面との段差が大きくなりすぎるため、段差を緩和するために2重貼りにしました。
洋室2です。
ここも構造用合板を2重貼りにしてあります。
先日書きましたが、廊下は既存フローリングに15mm無垢フローリングを上貼りするため、下地に何も手を加えなければ、洋室2と廊下の段差は30mmになってしまいます。
そのため構造用合板12mmを2重貼りにして、段差を6mmまで解消できます。

続きます...。
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主な仕様
天 板  : 人工大理石 デュポンコーリアン
扉 材  : ウレタン塗装
取 手  : アルミグリップハンドル
主な仕様
天板:ステンレスSus-304 1.2tヘアーライン仕上げ
扉材: メラミン化粧板
取手: ステンレス

食器棚や作業カウンターもキッチンに合わせてオーダー家具で揃えたい

奥に見えているのがキッチンの対面にある作業カウンター
手前は食器棚兼パントリーです。
■キッチン対面作業カウンター
天板もこだわりのステンレスです。
■食器棚兼パントリー
鮮やかな赤です。
写真より実物のほうのが素敵だと思います。

リフォーム工事概要

既存平面図
2期リフォームは図面左側の既存ブロック塀です。
既存平面図
2m近く盛土があり、その上にブロック塀と以前お客さまがご自分で取り付けたラティスがあります。
ブロック塀は強度に問題がないので再使用して、ラティスは撤去して1期リフォーム工事で設置した門扉のカラー・
材質と同じフェンスを取り付けます。

中庭のブロック塀を第1期リフォーム工事の仕様と同じカラー・材質で統一したい

2期リフォーム工事は奥の塀とフェンスです。
手前の塀は1期リフォーム工事の施工範囲で、発生していたエフロ現象を処理してきれいにした後、コンクリート劣化防止・遮水材「MCファイン」を塗布してあります。

左右の塀の意匠を合わせたので、ひと続きのきれいな
塀になりました。