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戸建住宅リフォーム施工事例

杉並区S邸~理想だった対面式キッチンがあるリビングダイニングにリフォーム

予 算  :800万円
■主な工事
外壁塗装
屋根塗装
フローリング貼り替え
キッチン交換
ユニットバス交換
洗面台交換
玄関拡張工事~下駄箱新設
クロス貼り替え
大型クローゼット新設
照明交換
玄関回り~タイル貼り替え、宅配ボックス新設

下駄箱の位置や大きさが悪いのか玄関がとても狭いので、できるだけ広い玄関にしたい

リフォーム前:玄関
下駄箱が玄関の土間を1/3ぐらい占領しているため、玄関が非常に狭くて見るからに使いづらそうです。
玄関土間の面積を少しでも広げようとしてなのか、形状が台形になっていますが、正面から見て縦長になるのであまり意味がありません。
■リフォーム前1階平面図
リフォーム前平面図は不動産販売図面を模写したものなので、玄関スペースは正確性を欠きますがご了承ください。
■リフォームプラン:1階平面図(左半分)
発想を逆転させてます。
玄関土間の台形部分に床を造り、土間形状を幅広のスクエアにして、下駄箱は床に置ける範囲の大きさにします。
当然このサイズの下駄箱では履物を収納しきれないので、玄関を入って右側に下駄箱を増設します。
リフォームプラン:玄関平面図
赤斜線部分にもともとの壁があります。
壁を抜いて下駄箱をはめ込むわけです。
この場合、下駄箱は外部に突き出てることになります。
突き出た部分の下は地面まで延ばさないで、宙に浮いているようにします。
そうすることで土台(基礎)に影響することがないため、リフォーム費用も安くなるうえ、雨仕舞の問題も大幅に軽減されます。
リフォームイメージ:下駄箱外部
こんな感じです。
緑斜線のところが新たに増えることになります。
下駄箱を埋め込んだ部分は宙に浮くので、基礎を造る必要もないというのはこのことです。
リフォームプラン:下駄箱1立面図 リフォームプラン:下駄箱1立面図
分かりやすいように色を付けてみました。
下駄箱1は壁を抜いて新設する下駄箱です。
ベースキャビネットと吊戸棚の間が開いている下駄箱が壁に埋まっているようなイメージを思い浮かべてください。
間が開いてない1枚扉の下駄箱を埋め込むことも可能ですが、それではせっかく広くする玄関に圧迫感が生じてしまうでしょうね。
リフォーム後:玄関 リフォーム後:玄関
下駄箱を壁に埋め込んであるので、リフォーム前の空間を一切使わずに履物の収納量が増えました。
リフォーム後:玄関土間
下駄箱の下はクロスはあり、その下にタイルの計画でしたが、上がり框と同じものを横ラインで揃えた方がきれいに納まるということになり、プランを変更しました。
美しくなるのなら臨機応変に計画を変更する、リフォーム現場にはよくあることです。
土間のタイルも貼り替えて、明るい玄関になりました。
リフォーム後:玄関下駄箱 リフォーム後:玄関下駄箱
床に乗っている方の下駄箱です。 図面の下駄箱2です。
どうやってもいいアングルがなく、この位置からしか撮れませんでした。
右の扉が姿見になっているのを分かっていただけるでしょうか。
リフォーム後:玄関
フローリング貼りの床面積を玄関ドア側に拡張して、玄関の土間面積が小さくなっているにも拘わらず、土間の形をスクエアにしたことで広くり、とても使いやすくなりました。