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戸建住宅リフォーム施工事例

杉並区M邸~子供の独立を機にご夫婦の住まい方をリフォームBefore&AfterⅣ

予 算  :650万円(3階と4階)

■4階 主な工事
壁の撤去
壁・天井:ルナファーザー をクロスに貼替
フローリング貼替
子供部屋を寝室にリフォーム
カーテンボックスの設置
収納の扉交換
明り取り窓の塞ぎ
窓枠・階段室手摺・ロフト用はしごの塗装
■リフォーム前4階平面図
■リフォームプラン:4階平面図

床の段差を解消してバリアフリー化

リフォーム後:階段室⇔寝室2フローリング
階段室は通常のフローリングで、寝室2は無垢フローリングを使っています。
リフォームを行う以上、リフォーム前より暮らしやすさやインテリアデザインなど様々な点で改善、向上しないと意味がないと思います。
それに欠かせないものが、「納まり」です。
納まりがよくないと、生活面やインテリアに大きく影響してしまう可能性があります。
リフォーム後:階段室⇔寝室2床の納まり
階段室は通常の厚さ12mmフローリング(A)で寝室2は15mm無垢フローリング(C)です。
両方とも既存フローリングの上に増し貼りしてあるので、寝室2の方が3mm高くなっています。
床見切材(B)には2つの役割があります。
1.無垢フローリングの断面を隠す
2.接しあう2部屋のフローリングの色・デザインを調和させる
階段室のフローリングはオーク柄のプリント材、寝室2は無垢のオーム材で同じ板目なので、見切材もオーク柄のものを使用しています。
床見切材(D)もまた2つの役割があります。
1.無垢フローリングの断面を隠す
2.畳寄せの代わりをする
そしてBとCは同じ材料ですが、よく見ていただくDの方が上がってます。
これは畳との納まりをきれいに見せるためで、見切材の下に薄ベニアを入れて2mm上げてあります。

バリアフリーには確固たる定義がなく、自治体の条例によっても異なります。
しかし今回リフォームの場合は床の段差が全部3mm以下なので、完全にバリアフリーと言えます。
リフォーム後:階段部納まり
もう1ヶ所重要な納まりは、既存フローリングにフローリングを増し貼りした端部です。
今回リフォームでは、唯一階段との取り合い端部がそれに当たります。
リフォーム後:増し貼りフローリング端部納まり リフォーム後:増し貼りフローリング端部納まり
やはりオーク柄の床見切材を使用していますが、階段室⇔寝室2の見切材と形状は異なります。
見た目の印象をやさしくするために、ここにはテイパー付の見切材を使っています。
見切材も使用する場所や目的で選ぶ必要があるということです。

できるだけ壁をなくして風通しのいい家にしたい

リフォーム後:寝室1
奥の寝室1、といっても壁で仕切られていないので室ではなく、就寝スペースが正解かもしれませんが、リフォーム後をご覧いただきます。
リフォーム前:掃出窓木枠 リフォーム後:掃出窓木枠
窓枠は新築工事時のデフォルトのままで何も手を加えてことがなかったので、かなり歴史がが感じられます。
窓回りに関しては、窓枠をきれいに塗り直して、カーテンボックスを新設しました。
リフォーム後:寝室1北面
この壁面収納も新築工事時のデフォルトのもので、今回リフォームの工事対象外です。
緑部にエアコンが設置されていましたが、風通しがよくなることを前提に撤去してしまいました。
というものの、万が一のために冷媒管配管だけは残して、配管カバーで隠してあります。
リフォーム後:寝室1東面 リフォーム後:寝室1西面
寝室2と同様に、東面の明り取り窓は塞いでクロスを貼ってあります。
壁のブラケットライトも今回リフォームで新設したものです。
リフォーム後:増し貼りフローリング
寝室1は階段室と繋がっているので、フローリングはオーク柄のプリント材です。
このフローリングは今まで使った中で、一番天然木に近く非常に優れています。
リフォーム後:寝室1と階段室
寝室1と階段室の境になる部分です。
壁がないということが、これほど開放的になることを改めて実感させていただいたリフォームでした。