マンションリフォーム施工事例
オーダーキッチンで身長に合わせたキッチンにリフォーム 天板:御影石ボルガーブルー
リフォーム前キッチン |
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築年数:1年 予算:450万
■主な工事 キッチン交換 キッチン天板:天然御影石ボルガーブルー 洗面脱衣室入口:開き戸を引き戸に変更 寝室クローゼット改造 |
■リフォーム工事概要
料理好きなお客さま(男性)は身長が180cmもあるので、いまのキッチンの高さは85cmで非常に使いづらいとのことです。
新築分譲時に購入したマンションで、まだ1年足らずしか経ってないのですが、使いやすいキッチンにリフォームすることになりました。
現状の背面食器棚 |
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現状のキッチン |
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左は入居後すぐに設置したという、キッチンと同じ扉を使った造作家具の食器棚です。
食器棚の天板は天然御影石のボルガーブルーを使っていますが、実家でも使っていて思い入れがあるそうです。
今回食器棚はこのまま使って、理想の高さという95cmのキッチンにリフォームしますが、食器棚はキッチンに合わせて造ってあるので、新しいキッチンは食器棚の扉に合わせます。
すなわち、キッチンの扉はいまと同じ色にするということです。
キッチンメーカーが用意しているキッチンの高さは、80cm、85cm、90cmの3タイプなので、オーダー(造作家具)で高さ95cmのキッチンを設置します。
リフォーム前シンクキャビネット |
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黒い機械はディスポーザーです。
このマンションには排水処理装置があり、分譲の時点で全世帯にディスポーザーがセットされています。
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お客さまのリフォームのこだわり
・身長に合わせた、使いやすいキッチンの高さ(95cm)にして、天板の奥行を広くしたい
・キッチンの天板は天然御影石・ボルガーブルーにしたい
・現状も吊戸棚がないので開放的だが、より開放的なキッチンにしたい
・最新機能を搭載した食器洗い乾燥機、ガスコンロ、ディスポーザー、ハンズフリー水栓を組み込みたい
■リフォームプラン:平面図
基本的にキッチンのサイズは現状のものに合わせます。
同じサイズにする理由は、フローリングへの影響を防ぐためです。
キッチン天板の奥行は90cmで、天然御影石のボルガーブルーで製作します。
天板の長さは249cmですが、ボルガーブルーの原板が180cmのため、2分割で納品して現場でつなぎます。
キッチン天板に天然石を使用する場合、シンクはオーバー型にするか、アンダー型にするか選択することになります。
お客さまはアンダー型にされましたが、デザイン性や掃除を考えると、私もアンダーシンクの方を選びます。
今回はステンレスシンクを使用しますが、予め工場で御影石天板の下に取り付けて出荷します。
リフォームプラン:キッチン立面図 |
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キッチンの高さはご要望通り、95cmです。
リフォーム前よりもっと開放的にというご要望なので、コンロ前の壁は撤去して透明強化ガラスを立てます。
現状のキッチンの右側は壁になっていますが、ここはクロスではなく御影石にしたいとのことです。
またお客さまのご要望により、食器洗い乾燥機の上の扉に2口コンセントを設置します。
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リフォームプラン:a-a'断面図 |
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リフォームプラン:b-b'断面図 |
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左はシンク部、右はコンロ部の断面図です。
台所よりダイニングの方が約20cm天井が高くなっています。
レンジフードの背中には壁がないので、キッチンを施工する前に天井裏の下地補強をして、アンカーを出しておき、レンジフードをアンカーで吊り込みます。
コンロ部の強化ガラスは、御影石天板とレンジフードに専用金物を使って固定します。
とりわけガラスは立てなくても構いませんが、ガラスがあることで集煙効果が出るので、リビングやダイニングの臭いが気になる方にはおすすめです。
リフォームプラン:レンジフード |
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使用するオイルスマッシャー機能を搭載したレンジフードで、高さを60cm~76cmに調整できます。
このマンションは24時間換気システムになっていて、レンジフードのスイッチを入れると連動して、外壁面に設置してある給気ガラリのシャッターが開きます。
通常のレンジフードには24時間換気システムとの連動機能がついてないので、メーカーにオーダーして機能を付加しておく必要があります。
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オイルスマッシャー断面図 |
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オイルスマッシャー機能とは、高速で回転するディスクがレンジフード内部への油の侵入を約90%ブロックします。 遠心力で飛ばした油はオイルガードに集められます。
レンジフード内部の面倒なお掃除から解放してくれる、うれしいレンジフードます。
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リフォームプラン:c-c'断面図 |
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レンジフードの左端は梁との絡みがあります。
レンジフードは逆T字型のため左上はオープンになるので、左側面は梁下までキッチンパネルを貼る必要があります。
キッチンパネルの見切材にステンレスフラットバーを使い、強化ガラスの左端部をステンレスフラットバーに当てて、隙間を作らないように施工します。
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リフォーム前 : トイレ&洗面脱衣洗濯室 |
リフォーム前平面図:矢印A |
リフォーム前平面図:矢印B |
リフォーム前平面図:矢印C |